日時:令和5年11月14日(火)14:00〜16:00
場所:千葉市役所新庁舎
内容:新庁舎視察研修
千葉県教育研究会安全教育部会 千葉市教育研究会安全教育部会 共催
建物全体の地震の揺れを軽減するために、市役所の地下に設置されていた。直径1〜2メートルはある大きな免震ダンパーが数十本設置されていてることで、建物へ直接揺れが伝わりにくくなるような仕組みになっていた。総合防災拠点としてバックアップ機能を備えている安心な構造であると理解した。
危機管理センターでは、東日本大震災の反省が生かされていた。安全確認がとれないため、災害対策本部の開設が遅れてしまったことや、災害対策本部を開設しても、室内に災害支援を行う方々が溢れてしまう事態が起きた。そのため、室内は広く作られていて、有事の際にも電気が活用できるように、すべて庁舎内発電で対応していた。
屋上庭園においては、千葉港やその周りの建物の景色が一望できる落ち着いた雰囲気を味わうことができる。数々ある花壇の水やりは自動で行うことができる仕組みとなっていて、いつでも生き生きとした花々に囲まれた美しい庭園となっている。
「ヴォイド」は「空の」、「何もない」という英語の「void」を指し、吹き抜け構造となっている。市役所の入口に位置していて、そこには、220型の大型ビジョンの画面が設置されていて、パブリックビューイングとなっている。数百人収容でき、ジェフユナイテッド千葉の試合のときには、そこで観戦を楽しむことができる。
小学生においては、校外学習で見学することが望ましいと考える。
すべてが最新の設備であり、それぞれのフロアにユニバーサルデザインのアイディアが詰め込まれていた。総合的な学習の時間で福祉の学習をする場合には、新庁舎を見学することを通して知識・技能が高まることが大いに期待できる。
また、千葉市の3年生の小学生においては、千葉市の様子を調べることが学習内容であるため、屋上庭園を活用することで、土地の使われ方を学ぶことができる。防災対策本部が設置される場所を通して、司令室と自治体の関わり方の理解を深めることができる。